図録本 カメオの美術館 作品集写真集 カメオの歴史論考テキスト解説 宝石彫刻 ブローチ ペンダント
アンティークカメオ 現代カメオ シェルカメオ ストーンカメオ
前川光永 著
柏書店松原 発行
1999年初版
82ページ
約21.8x15x0.8cm
カラー
堅表紙本 大きめの単行本サイズです
※絶版
かつてあった宝飾ジュエリー関係の名門出版社、柏書店松原から発行された本。
ギリシャ・ローマの昔から、そして今もなお女性に愛され彫り続けられているカメオ。
カメオにまつわる様々なエピソードや歴史をたどりながら、その魅力溢れる世界をカラー写真と楽しい読み物で紹介。
19世紀のアンティークカメオ・ストーンカメオから、現代の人気作家による現代シェルカメオ作品約50点掲載。
<現代のシェルカメオ作品掲載作家>
ジェンナーロ・ガロファロ、カルロ・パルラーティ、パスクアーレ・オッタビアーノ/パスクワーレ・オッタヴィアーノ、マルチェッロ・リーパ、ジョバンニ・トゥルコ、フランチェスコ・エスポジート、チーロ・ガグリョーネ、ニーノ・アメンドーラ、ヴィットリオ・ファレーゼ、ファビオ・オッタビアーノ、
マリアーノ・アキート、ドメニコ・アキュサート、ニコラ・ナポリターノ、アントニオ・グァラチーノ、エンツォ・チリロ、パスクワーレ・エスポジート、チェントベッリ・アゴスティーノ、ヴィンセンツォ・ロミート、ミケレ・スカラほか。
各作品にはカメオの素材(シェル、めのう/アゲートなど)、フレームの素材(18Kなど)、寸法、現代の作家は作家名、19世紀アンティーク作品にはモチーフ(宮廷婦人、バッカンテ、フローラ、ナイト&デイ、ヘラ、フローラなど)記載。
類書も少なく、小さい割に内容充実の大変貴重な資料本。
【プロローグ】より
王妃に輝くカメオの絢爛 それは上流階級の貴婦人たちの憧れ。彼女たちは身を少しななめによじっては、ドレスに輝くカメオを誇示するように立ち止まってみたりした。
カメオの魅力にとりつかれたナポレオンと王妃ジョセフィーヌ。豪華なアンティークカメオのコレクションに取り囲まれてアメジスト・エメラルドそしてメノウやサファイアどれにしようかとカメオ細工の石を選び、デザインに情熱をもやすジョセフィーヌ。
ジョセフィーヌのカメオへの情熱は、殿方の宝飾品に過ぎなかったカメオをすべての女性のジュエリーとして、絢爛豪華に花開かせた。
ギリシャ・ローマの昔から・・・
そして今もなお、女性に愛され、彫り続けられるカメオ。そんなカメオの美術館であなたも豪華なひとときをお過ごしください。
【目次】
プロローグ
エーゲ海に生まれたカメオ
カメオはなぜカメオなのか?
ひとつのカメオが数カラットのダイヤと同価格?
2年間を要したひとつのカメオ
世界一古いシェルカメオ
ダチョウの玉子に彫られたカメオ
ミロのヴィーナスが生まれた時、カメオの技術は確立された
クレオパトラはエメラルドがお好き
ローマ時代の、偽物エメラルドカメオ
シーザーの戦利品はカメオ
皇帝ネロの祖先はアポロ?
古代有名アーティストのサイン
中世ヨーロッパはカメオ暗黒時代
メディチ家のカメオ
シェルカメオの発祥地はフランス
時代のニーズに合わなかったバロック・ロココ期のカメオ
ナポレオンはカメオコレクター
七面鳥の胃の中でつくられたカメオ
カメオを愛したヴィクトリア女王
カメオは女性のジュエリー 根付けは男のジュエリー
19世紀のカメオに彫られた偽サイン
火山の溶岩から生まれたラバカメオ
カメオに画かれたギリシャ神話の世界
地下の神ハーデスに略奪された少女ペルセポネの物語
カメオの故郷イタリア・トレデルグレコ
ストーンカメオの故郷ドイツ・イーダー・オーバーシュタイン
【著者について】
前川光永
大阪生まれ 主な著書には「魅惑のアンティークカメオ」(啓文社)「カメオとギリシャ神話図鑑」(柏書店)があり各誌に執筆している。