発売日 | 2021年05月19日 |
ジャンル | CLASSICAL |
フォーマット | SACD Hybrid |
構成数 | 1 |
製造国 | 国内盤 |
レーベル | TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION |
SKU | 4988031425190 |
規格品番 | PROC-2328 |
マゼール&VPOによる唯一のブルックナー録音である74年収録の名録音を最新復刻。 オケの自然な流れを活かした名演を世界初SA-CD化! オリジナル・アナログ・マスターテープから本国で新規マスタリング この第5番は、マゼールにとってはベルリン放送交響楽団との第3番に続く録音となった音源で、結果としてウィーン・フィルとの唯一のブルックナー録音となりました。当時のDECCA録音では、ステレオによるウィーン・フィルとブルックナーの交響曲全集を録音する企画をどの時点から立てていたのかは不明ですが、デジタル移行前に複数の指揮者により全集が完成されました。マゼールは唯一の登場で尚且つ第5番のみです。尚、DECCAには1956年収録のクナッパーツブッシュによる録音があったとはいえ(改訂版)、アナログ時代においてはステレオでも被りはこの1曲のみでした(例えば第9番のメータは、第4,8番の録音はロス・フィルと収録)。そこにDECCAがウィーン・フィルのブルックナーを特別とする意志があったことは否めません。初期のショルティは別にしてもその割り振りは興味深く、なぜマゼールが第5番の担当になったのかはある意味興味が尽きません。とはいえこのDECCAによる全集はどの演奏もベストパフォーマンスに近い出来と言って良く、マーラーと並んでレコード的(音響的)にも、ウィーン・フィルの反応やそこにある伝統が垣間見えることも含め、企画としても最上と言えます。マゼールとウィーン・フィルはこの録音より後に関係が深まり、1982年からはウィーン国立歌劇場の総監督に迎えられました。その時期より収録されたマーラーの交響曲全集の方がクローズアップされがちですが、この第5番と、カラヤンが亡くなる前後に旧EMIレーベルに録音したベルリン・フィルとの第7,8番、そして晩年のバイエルン放送交響楽団との全集を聴くと、ブルックナーも得意としていたことがわかります。とりわけベルリン・フィルとの2曲はオケの能力を活かした雄大かつ堅固な造形力が見事で、ブルックナー指揮者としての評価が確立した演奏でした。マゼールのブルックナーは、ウィーン・フィルとのマーラーの第7番の録音に見られたような極端なテンポ設定もなく、この第5番でもオケの自発性から来る音楽の自然な流れを、本当にうまくコントロールできる術があります。曲によっては器用さとドラマ性を重視する指揮者と見られがちですが、本来は曲の奥底にあるコア部分を底流に、その真価を引き出す能力がマゼールはずば抜けて高かったのではないでしょうか。このDECCA録音では当時の録音の良さもあって、今回の新規復刻においては細かな描写もより聴き取ることができるようになりました。第5番の真の姿を自然に引き出すマゼールの能力が、より際立った名演です。(1/2) |
タワーレコード(2021/04/21) |
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のCLASSIC SOUND社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、広瀬大介氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第27弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2) |
タワーレコード(2021/04/21) |
発売日 | 2021年05月19日 |
ジャンル | CLASSICAL |
フォーマット | SACD Hybrid |
構成数 | 1 |
製造国 | 国内盤 |
レーベル | TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION |
SKU | 4988031425190 |
規格品番 | PROC-2328 |
・構成数 | 1 ・収録曲 | 【曲目】 1. アントン・ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 (ノヴァーク版) 【演奏】 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ロリン・マゼール(指揮) 【録音】 1974年3月25-28日 ウィーン、ゾフィエンザール 【原盤】 Decca 【Remaster】 DSD Remastered by Classic Sound, 4/2021 英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。 CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作 【Original Recordings】 Recording Producer: Michael Woolcock Balance Engineers: Gordon Parry & Jack Law 【First LP Release】 SXL 6686-7 |