このように前のオーナーがなにか色々やらかしていたのを原状復帰+αの対応のほか、内部の完全リフレッシュやもとの設計が 甘かった部分(電源の平滑コン)の対処、FDDエミュ装備での現代化改良などできることは全てやりました。
オーバーホールってなんだろう
KORG TRINITY pro V2
オーバーホール内容
このように前のオーナーがなにか色々やらかしていたのを原状復帰+αの対応のほか、内部の完全リフレッシュやもとの設計が 甘かった部分(電源の平滑コン)の対処、FDDエミュ装備での現代化改良などできることは全てやりました。
写真で撮り忘れましたが、紙のマニュアル一式(多分)が付属します。
その他は電源ケーブルと初期化FDDイメージの入ったUSBメモリが付属品となります。
TRINITYが登場した当時、部活帰りに毎日のように楽器屋に通い様々なマシンを弾かせていただい ておりました。そんな中、シンセといえば黒一色みたいなところに銀色に輝くこのTRINITYが現れました。
かなり弾き倒させていただいたんですが、これまでのKORGのM1から続くAI系音色とはあまりにも違うものすごいクリアでそれ でいて芯もコシもある出音に大変驚いたものです。ただ、学生にはあまりにも高価過ぎてとてもじゃなくても購入できるようなもので はありませんでした。出音だけでなく、それまでは大画面といえばDMF5005の240x64液晶を指すような時代に 320x240のSTN液晶にタッチパネルといろいろと衝撃を受けたものです。まぁ、タッチパネルでスライダー操作とかはぶっ ちゃけやりづらいですけどね。
TRINITYの次にはTRITONシリーズが発売され、現在私個人も初代TRITONを所持して時々弾いていますが、同じシ リーズの用に見えてこの二機種はなんとなく別シリーズのように感じます。なんて言ったらいいかわかりませんがTRITONは TRINITYよりも汎用的に使えるようにしたというかちょっと大人しくなったかな、みたいに感じます(個人の感想)。ですので 今回縁あってTRINITYでしかもSOLO-TRI搭載のTRINITY proを手掛けることになって、とにかく今私のできることをすべてやってやろうということで仕上げてみました。
昨今のコストダウンと戦った結果であろう鍵盤とは次元の違うFS鍵盤ということもあって仕上がったものをいくら弾いても飽きない マシンです。
重量が17.5kgと現代のマシンだったらフルウェイト88鍵の機種並の重量ですが、それは鍵盤Assyの重量や内部の合成確保 のためのサブフレームなど当時のKORG技術陣の全力が注がれた一台です。
今後どこまで持つかは液晶次第ですが少なくとも10年以上は使ってもらいたいという思い出O/Hいたしました。
数字的なスペックでは現在のエントリーマシンと比べると足元にも及びませんが、当時の技術者の本気の一台、ぜひ多くの人に弾いて いただきたいと思います
別サイトでも販売中のため、早期終了する可能性があります。
(2023年 7月 15日 9時 23分 追加)
FDD Emulatorのベゼルは以下に出品しているものとおなじ外装にしてあります
KORG TRINITY pro その2 液晶、タッチパネル新品交換、液晶LEDバックライト化改造、FDDエミュレータ搭載、鍵盤O/H済み他