明治三十年に撮影された、男性の湿板写真 2枚セット。幡上元冶(元治?)さんという方のようで、上半身の写真の桐箱の外側には、詩のような短い文章が書かれています。全身の写真では、帽子(ハンチング帽?)、着物、前掛け、パンツ(ズボン)を身に着け、ブーツ(長靴)を履き、傘を持っており、特徴的な格好なので、彼の職業を示しているのかもしれません。ハンチング帽は商人に愛用された帽子のようなので、行商人かもしれません。こちらの写真の桐箱の底部分には、外側にも内側にも和紙が貼られています。どちらの桐箱もマット(写真枠)と底部分が糸で結ばれており、桐箱のサイズは、7cm x 10cm、8.5cm x 11.2 cmほどです。送料無料です。