ツァイスイコン コンタックスⅠ ver.6 #Y29727(その218)OH済 実用に最適 かなりきれい

ツァイスイコン コンタックスⅠ ver.6 #Y29727(その218)OH済 実用に最適 かなりきれい
ツァイスイコンの歴史的名機コンタックスⅠ型、通称ブラックコンタックスのスロー付の3番目のver.6です。ハンス・ユルゲン・クッツの分類でいえば、ver.6とver.7だけがスロー付きでかつ回転カイル（回転くさび）プリズム式になります。ver.6とver.7の内部メカニズムはほとんど違いがありません。外から分る違いは、4スピード群の指標がver.6は丸横一印で、ver.7は三角印です。アクセサリーシューにネジがないものがver.6で、ネジが4本見えるものがver.7です。これは製造上は大きな違いですが、ユーザーからしてみれば差はありません。すなわちver.6は上部のカバーとシューが一体で鋳造されていますが、ver.7はシューは別部品で、後でネジで止められています。このことからはver.6の上部のカバーはver.5のものをそのまま継続使用していることがわかります。もうひとつの違いは無限ストッパーレバーがver.7では無限以外の時は沈んだままになりますが、ver.6ではどこにあっても浮いています。機構的にはヘリコイドの後のストッパー制御カムの形状が少し変わるだけです。こうしてみるとコンタックスⅠ型は発売後、日夜改良に明け暮れていたことがよく分ります。製造台数でいうとver.6が9000台、ver.7が11700台（Ⅰ型全部で36700台）というところでしょう。距離計は等倍で基線長が93mmです。すなわち有効基線長が93mmですからライカM3やコンタックスⅡ型の1.5倍もあります。今回のこのver.6の個体は、実用に安心して使えるⅠ型をめざして念入りにオーバーホールしました。シャッターテープは片側が切れており反対側もいたんでいたので両方とも化繊の黒色のASAHIテープに交換しました。現在シャッターは全速快調です。1/1000も全開し、スローも安定しています。これの鎧戸式シャッター幕は真鍮製です。巻き上げもⅠ型としては大変軽やかです。ヘリコイドは軽くスムーズに動きます。距離目盛はmです。距離計は上下も無限もぴったりで正確です。ファインダーも明るくクリアーです。外見は写真のとおりでⅠ型としてはかなりきれいな方だと思います。ボディの黒ペイントは大変きれいです。ニッケルメッキは一部くすみもありますが大部分は艶々しており大変きれいです。裏ブタにイボはありません。ファインダーマスクは8.5cmのものが付属しています。シリアル番号は本体も裏ぶたも #Y29727です。Contax ロゴの純正のベークスプールが付きます。今後のメンテナンスや修理調整などの希望にも対応できます。送料落札者負担で10日以内の返品をお受けします。返品に関しては自己紹介をご覧ください。写真中のレンズは装着例です。商品には含まれません。