BILLION ビリオン スーパーサーモ68℃ BSN-05 VQ HR ローテンプ サーモ

スーパーサーモ(ローテンプサーモ)
68℃



品番:BSN-05

適合車種
VQ（HR）型 (スカイラインクロスオーバー可)

 

冷却水を早めに循環させて、水温の上昇を抑制。冷却チューニングのファーストステップ!
ビリオン スーパーサーモは、純正サーモよりも約10℃～20℃早く開弁するローテンプサーモスタットです。冷却水を早めに循環させることで、パワーダウン、オーバーヒートを抑制し、本来のパワーを最大限に引き出します。

概要
水温とパワーの関係
エンジンがもっともパワーを発揮できる水温は、約70℃といわれています。これは、エンジン単体のパワーチェック(ベンチテスト)でも実証されています。なぜなら、水温が70℃以上になると、エンジンの吸入空気が水温の影響を受け始め、吸気温を上昇させてしまうからです。吸入空気は、温度が上昇すると膨張するので、容積率が低下し(酸素の密度が薄くなり)パワーダウンが始まります。このように、水温とエンジンパワーは密接な関係にあるのです。

ECUのエマージェンシー機能
水温が上昇すると、あるポイントから急激なパワーダウンが始まります。これは、水温の上昇により燃焼室内で、デトネーション(ノッキングによってピストンの頭が溶け出すこと)が発生することを回避すべく、エンジンコンピューター(ECU)が燃料増量や、点火時期の遅角といった危機回避の対策をとるからです。そして、このプログラミングで、パワーは低下の一途をたどることになってしまいます。特に、この症状はチューニングエンジンやハイパワーエンジンに著しく表れます。

スーパーサーモのメリット
そこで、ビリオンはこの現象を解消すべく「スーパーサーモ」を開発。ノーマルのサーモスタットよりも開弁温度を10℃～20℃低く設定し、冷却水を早めにラジエターへ循環。水温が上昇しきってしまう前に冷却を開始し、水温上昇によるエンジンパワーの低下を抑制します。


ラインナップ
開弁温度65℃タイプ
通常、80℃前後で開弁する純正のサーモスタットに対して、開弁温度を65℃に設定し、クーリングされた冷却水を早めに循環させるローテンプサーモスタットです。エンジンパワーにとっての理想水温近辺に開弁温度を設定していますので、エンジンのポテンシャルをフルに発揮させ、熱ダレ・オーバーヒートを効果的に抑制します。

開弁温度71℃タイプ
冬季の使用において、開弁温度65℃タイプでは、オーバークールになる場合などに最適な、開弁温度71℃のローテンプサーモスタットです。純正より冷却水を早めに循環させながら、オーバークールによる燃調の不具合を防止します。また、ヒーターの効きも65℃開弁のサーモスタットより向上します。