真景累ヶ淵(しんけい かさねがふち) 歌川国貞(三代目 歌川豊国)

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Описание товара

出版年:嘉永5年(1852)
版元:伊勢兼
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」藤原敏行(古今和歌集)
「お累(るい)」は有名な「四谷怪談」のお岩、「番町皿屋敷」のお菊と共に、江戸3大幽霊と言われています。その中でも累(かさね)は、下総国岡田郡羽生村(現在の茨城県常総市羽生町)で唯一実話として言い伝えられており、四代目鶴屋南北作の「色彩間苅豆」で歌舞伎舞踊として広く知れ渡りました。
浮世絵に彫り師の名が入ることは少なく、竹という彫り師はよほどの大物と考えられているようです。わずか1mmの中に髪の毛を4本から5本まで彫る卓越した腕があったそうです。この出品分は色味もさることながら、美術館の所蔵品と見比べても背景や一つ一つの彫りのエッジが立っていて、木目模様まで確認できることから、版木の始めの頃に刷られたもののように感じます。修復歴が1箇所と穴のような紙が薄く透ける箇所(最後の写真)が1箇所確認できますが、古いものとしては、良いコンディションに思います。
実話に基づく史実が各地に残されていますが、最後に霊を成仏させた祐天上人のお寺は祐天寺であり、歌舞伎役者は公演開始時に、今でもお参りするようです。言い伝えや物語の抜粋についてはご紹介したくても文字の制限があるため、「累 淵」で検索されたりすれば見つけられます。
真景(しんけい)は神経に掛けられています。財物狙いで婿養子と入るも、実の子ではない子に愛情を持てず、また醜い姿であることから殺し、果てには妻まで殺した。再婚相手に子供ができ、名前を「累(るい)」とするも、川で見つかった前妻の連れ子の亡骸に瓜二つのため、村人は「るい」ではなく「かさね」と呼んだ(亡くなった子供の移り変わりとして重なる)。お化けというものは科学の発達で信じられなくなってきているが、お化けが居るのか居ないのかという落語的なくだりでは、ある人には居て、ある人には居ないと説明し、その理由として、罪の意識に苛まれて神経がいってしまった人は、思い込みから人の顔がふと、過去に殺めた人と重なり苦しむという、納得のできるもの。多くのファンがいる作品で、手にできるものとして巡り合う機会は稀に思います。

(2024年 7月 9日 16時 28分 追加)
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(2024年 7月 12日 13時 50分 追加)
作品の背景(歴史)や絵師・彫り師などに興味を持たれ、単にトレーディングカード的な売買とはならないように思い説明を書いています。転売目的のご購入はご遠慮くださいませ。