PRIMUS プリムス ライテックトレックケトル＆パン P731722 テント泊 バーナー・コッヘル

コッヘルとはドイツ語で加熱用調理器具のことです。アルミでできたコッヘルは熱伝導率が高く、アウトドア用として優れています。表面の耐食性を上げるためハードアノダイズド加工済（陽極処理）。コッヘルを選ぶポイントには、「(1) 材質　(2) コーティング　(3) 大きさ　(4) その他」と言ったものがあります。其々のポイントには、優劣と言うよりは一長一短があり、好みや使い方によって最適な物を選ぶとより良いお買い物をして戴けると思います。さて、このライテックトレックケトル＆パンはどんなコッヘルなのでしょうか？最もしっくりくる説明は、「バランスが良いコッヘル」になると思います。先ずは他の商品のメリット・デメリットを見てみましょう。軽量を最優先する場合にはチタン製のコッヘルが最適なのですが、焦げ易くとても高価と言う一面があります。コーティングの無いアルミは、非常に安いですが直ぐにボコボコに歪んでしまい、汚れも取れ難いです。ステンレスは非常に丈夫で比較的安価ですが、少々重たいです。さて、これらを踏まえてライテックトレックケトル＆パンを見てみると…！材質はアルミで、最軽量ではありませんが焦げつきが少なく、どんな料理でも対応出来ます。外側にはハードアノダイズドと呼ばれるコーティングがされ、丈夫で凹みや傷がつき難いです。内側にはノンスティック加工が施され、殆ど焦げもつきませんし、アルコールティッシュで拭くだけで綺麗になります。水が貴重な登山では、これはとっても嬉しい性能です！大きさは1.0Lで、食事なら1〜2人分、珈琲なら約3人分、炊飯は約2合炊けます。蓋がフライパンになるので、もう一品作りたい時やお皿替わりなどにとても重宝します。底に刻まれた同心円の溝は、バーナー上で鍋が滑る事を防いでくれます。フィールドではバーナーが微妙に斜めになっている事が多いので、地味ですがこの機能は大活躍します！価格もとてもお手頃です。凄く軽いとか凄く頑丈とかではありませんが、非常にバランスの取れた弱点の殆ど無いコッヘルと言えると思います。唯一、ノンスティック加工はテフロンやスミフロンなどと同様に、いつかは剥げるものです。性能を保てる期間は、コーティングをしっかりお手入れ出来るかに因る事になります。私はもう10年以上使っていますが今のところ殆ど剥げていません。ただ、傷を付ける様な金属のカトラリーは使わないとか、持ち運びの時に中に入れるガス缶やバーナーヘッドは布でしっかり包む、丁寧に洗ってきちんと乾かすと言った基本的なお手入れはしっかりと行っています。コーティングに少し気遣いはいりますが、失敗の少ない素晴らしいコッヘルです！▼ 重さ約280g▼ 大きさ鍋 ： 内径11×深さ10cmフライパン ： 内径11×深さ2.7cm収納サイズ ： 直径13×深さ14.5cm▼ 容量約1.0Lフライパン ： 約0.28L▼ 素材アルミ（表面にハードアノダイズド加工済）▼ セット内容鍋、フライパン▼ 機能・特長内側焦付き防止のノンスティック加工済底面滑り止め加工済レギュラーサイズ(250gタイプ)のカートリッジ収納可能▼ 付属品メッシュ収納袋