【超希少】1903年ウィーン作 ダブルネックコントラギター 演奏十分可

  • Auction ends05/13/2024 18:54 PM (Tokyo)
  • Current Time05/10/2024 03:54 AM (Tokyo)
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  • Item condition: USED60
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  • Auction ID: m1133636399
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  • Item location: 静岡県
  • Seller items: emoshin84 All seller's items
  • Seller's Rating: 20
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    ¥450,000 (~$3,049)

    (¥450,000 including tax)

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Product Details

1903年、フランツアンゲルラー作のダブルネックギター(ハープギター)です。
楽器店を経営していた祖父が数十年前にウィーンで購入してきました。
購入後は楽器店にて展示、楽器博物館に寄贈する話もあったようですが、20年程前に某有名なギタリストの方にしばらくの間お貸しした後、祖父の希望で手元に戻ってまいりました。

20年前の演奏会での使用時、応急処置が施されていたようですが、この度、この貴重な楽器を長きに渡って演奏できる状態にするために、スペシャルなリペアを行いました。

木材は、スプルース(おそらくジャーマンスプルース)トップフレイムメイプルサイドバック
バック材はワンピースというのが贅沢な使い方です。
今ではこのサイズの材はなかなか使えません。
ネック材はメイプルだと思われます。
フィンガーボードは、エボニー材です。
(との旨、リペアして下さった方から伺っております。)

ハープ弦のゲージやチューニングが調べても良く分からないのですが、お預かりした時と同じぐらいの弦で調整します、とのことでお任せしました。(ギタリストさんが使われた弦のことかと思います。)

修理は、
ボディ部分は、裏板割れ部分の接着剤除去、埋木接着、割れ止め補強材接着、色合わせ、
表板割れ各部接着、補強材接着表板、横板剥がれ再接着
(埋木は修理中の写真を載せてありますのでご覧下さい。製作者等が書かれた内部のシールが、埋木により一部見えにくくなっております。)

ネック部分は、ネック角度調整、ヒーターによる反りの矯正

ハープ側フィンガーボードの貼り直し
ハープ側ネック裏の穴埋め
ペグ分解清掃、調整
全体のクリーニング

を行っております。

古い楽器で木材の狂いも安定していると思います。
(長らく、ケース等には入れず保管していました。)
現在は、室内の湿度管理と、時々ケースを開けて中の空気を入れ替えています。
形が合う既製のケースがない為、写真にあるケースを作っていただきました。そのまま持ち運びが出来ます。

私自身はギターに精通しておりません。写真を出来るだけ載せましたので、こちらの文章と共にご覧いただきご判断いただければと思います。

こちらの製作者さんの同タイプのギターは、現存する物が一台(この楽器より後に製作したものと思われます。ペグの形状が変わっている為)海外にあるのが分かっています。YouTubeで見つけました。
今回出品している楽器は、ちょうど120歳です。
貴重な楽器としてコレクションしていただくのも良し、願わくば演奏出来る状態になっていますので是非その音を引き継いでいただけたらと思います。

試奏は不可。(ケースの形状と貴重さゆえ)東京都内での手渡しのみでよろしくお願いいたします。




(2023年 9月 3日 14時 03分 追加)
1-4枚目が現状、5枚目はケース(保護出来るように内部を工夫していただきました)、6枚目は楽器店での展示時の写真、7-10枚目は修理前及び修理中の写真です。大きなヒビを写真のように修復しています。修復後は木目の一部のようにしかみえないので4枚目の写真でご確認下さい。その他、120年前の楽器ですので新品とは全く違うことをご理解下さい。

(2023年 9月 3日 16時 07分 追加)
現状をご理解いただき、ノークレーム、ノーリターンでのご入札を進めて下さるようお願いいたします。

(2023年 9月 11日 21時 56分 追加)
こちらの楽器はコントラギターと呼ばれるものです。現在フレットレスのネックの方にもナイロン弦が張られているようですが、フレットレスの弦は全て低音弦を張り、ベースを解放弦のみで弾くそうです。サロンやレストランでのウィーン大衆楽器を奏でる際に伴奏楽器として大活躍するギターとのことです。この旨を、ギター演奏家の方から丁寧に教えていただきました。