ビデオテープ 『ヒロシマ』1990年・アメリカ:Hiroshima - Out Of The Ashes 出演:マックス・フォン・シドー、ジャド・ネルソン

  • Auction ends07/10/2024 20:12 PM (Tokyo)
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Product Details

わかりやすいように、ラベルを画像に掲載しましたが、現品はジャケットラベルは有りません。プラケースあり。
画像1〜3はイメージです。
ご理解お願い致します。

再生に問題有りません。
サブスク配信、市場にビデオテープ、DVDも出ておらず、かなりのレア物です。


ヒロシマ』1990年・アメリカ

原題:Hiroshima - Out Of The Ashes
監督:ピーター・ワーナー
脚本: ジョン・マクグリービィー
出演:マックス・フォン・シドー、ジャド・ネルソン、パット・モリタ、マコ岩松

戦争反対を訴える平和指向のアメリカ製原爆映画、原爆投下前日から投下後終戦までの期間を描いており、上映時間の大半が被爆後の悲惨な状況の描写に当てられており画期的だ、アメリカがこの映画を制作するにはかなり勇気が必要だったろう。原爆で死ぬ捕虜の米兵、原爆で親を失う日系アメリカ人女性、ドイツ人神父などを配し、アメリカ人観客の共感を得るよう配慮されている。原爆の描写は、悲惨さが足りないが概ね正しい、更にいくつかの酷い火傷の場面もあり、この部分は日本の原爆映画にもない、悲惨な描写になっている。被災者はアメリカを恨むことなく、主人公は戦争が原因であり戦争が悪いと言う、捕虜の米兵は原爆で荒廃した広島の街を見せられ唖然とする、など悲惨な原爆、戦争反対は明確だ。だが日本人の描写が日系アメリカ人そのものであり日本人らしくなく、原爆の描写も違和感があるのは仕方のないこと。
 脚本はアメリカ人だが被爆者の協力がクレジットされており、1990年という時期も考えると、脚本段階では十分広島の状況を知って書かれたと思われる、しかし日本人から見ると不満が多い。日系アメリカ人がそのまま日系アメリカ人的に演じており日本人らしくない事、投下前の広島の町並みは日系人街をそのまま利用している事、被災者はレンガに埋まるのであり倒壊した建物でない事、主人公らは被爆しても元気で死なず、亡者のような被災者の行列はなく、被爆者の描写に違和感がある事、被爆者のその後の死や健康不安などの物語がない事など、多くの欠点がある。だが演出や物語の意図は原爆の悲惨さと戦争の罪悪を訴えている点では明確で優れた物だ。
現状ではなかなか視聴困難な映画だけに機会が有れば是非、観て欲しい映画だ。

(2024年 5月 22日 13時 13分 追加)
あくまでも中古品ですので、NC/NRでお願いいたします。
再生確認済み、日本酒字幕付