◇宇宙人が作った?シリーズ その⑦ 西独GRUNDIG 楕円(15ⅹ26)フルレンジ 高音質・美音 松下製エンクロージャー入り 

  • Auction ends07/08/2024 21:04 PM (Tokyo)
  • Current Time07/05/2024 16:24 PM (Tokyo)
  • Bids0
  • Availability 1 pcs
  • Leading Bidder
  • VAT Tax: 0 %
  • Return Policy: Not possible
  • Item condition: USED60
  • Shipping in Japan: Free
  • Auction ID: m1143424737
  • Automatic Extensiontrue
  • Item location: 北海道
  • Seller items: aranjuezkt All seller's items
  • Seller's Rating: 1046
  • Current Price

    ¥43,500 (~$284)

    (¥43,500 including tax)

    LOGIN
  • Buyout Price

    ¥53,500 (~$349)

    (¥53,500 including tax)

    LOGIN
  • Time left

Product Details

 「宇宙人が作ったのか?」と言わしめるほどの、不思議な表現力・説得力を持つ、50年代の西独GRUNDIGフルレンジユニット入りスピーカー。現代では作れない希少ユニットだ。GRUNDIG社製の励磁型スピーカーを体験して以来のファンとなった。その美音を再現しようと、NATIONAL製小型エンクロージャー(幅290㎜、奥行き175㎜、高さ520㎜)を改造してもらって組み込んだ。フルレンジの高音質美音を余すところなく引き出してくれている。ドイツの中小型フルレンジを推奨する井上春樹氏は著書「6万円で創る究極の音」で「ジャーマンビンテージスピーカーは宇宙人が作ったのか?」と述懐しておられるが、まさしくこの音を聴いた時の驚きそのものである。 La Foria(The Cleveland Orc.)の繊細な響きは得意だがCANTATE DOMINOの金管、合唱、オルガン曲も無難に再現してくれる。ジャズはお手の物で、NEC A-10ⅲで鳴らすと、迫力満点。この能率のよさなら、小出力のアンプでも十分に実力を発揮してくれるだろう。優れたコーン紙の明瞭な高域は、85歳の耳にも歌詞がはっきりと聴き取れてありがたい。歯切れのよい中高域に比べて、低域が劣るかと危惧したが、楕円型だからできる長径26㎝ウーハ―の役目を担ってくれているいるように思える。(少なくとも20㎝位の働きかと)何とも言えない充実感を味わうことができた。これまで ALTEC、JBL、TANNOY等をムサボリ、失敗だらけのオーデイオ遍歴を繰り返してきたが、振り返ってみると、自分は単に音を聞いていただけだったのではないか、楽音を愉しんで来なかったのではないかと、自問するこの頃である。そして、大型から小型へシフトし、本当のオーデイオファンになれたと思った矢先に、環境の激変に見舞われ、多くのモノたちと別れを告げることとなったのは、残念でならない。とうとう私のオーデイオ遍歴は失敗のまま幕を閉じることとなった。それもまたいい思い出となっている。決して裏切るとはないと思うのでぜひお試しいただきたい。