ロールスロイスファントムⅠ・RRフライングレディマスコット

  • Auction ends05/24/2024 20:41 PM (Tokyo)
  • Current Time05/23/2024 20:41 PM (Tokyo)
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Product Details

稀少品を通り越して、幻の逸品と呼ぶのに相応しい、素晴らしい商品をご紹介致します。
 
ロールスロイス(ROLLS-ROYCE)フライングレディの初期マスコットの次に製作されたマスコットです。
 
1925年製作のロールスロイスマスコットです。

このマスコットは、ロールスロイス・ファントムⅠの初期モデル(1925年製造)に採用されたマスコットだと聞いております。

また、シルバーゴーストの後期型にも、同タイプのマスコットが採用されていたそうです。

余談ですが、シルバーゴーストの初期モデルには、ベース部分が2段になっている、純銀製のマスコットが採用されています。
 
 ロールスロイスのマスコットは、英国の彫刻家、チャールズ・ロビンソン・サイクスがデザインし、1911年からロールス・ロイス社の正式なマスコットとなることが決定しました。
 
このマスコットにはスピリット・オブ・エクスタシー「Spirit of Ecstasy」という作品名が付けられたことは有名な話です。
 
また、1920年、スピリット・オブ・エクスタシーはパリで開催されたフード・マスコット・コンテストでグランプリを受賞しました。
 
このことはその芸術的価値が国際的に認められたことを意味すると言われております。
 
書籍を調べると、1948年までというもの、全てのスピリット・オブ・エクスタシーは、サイクスの工房で一つ一つロストワックスによって製作されていたとのことです。
 
そして1928年までは総ての作品はサイクス自身の手で検査が行われていたと聞きます。
 
このマスコットもその工房でサイクス監修の元、製作された、ファーストロットの中の一つだと聞いております。
 
このマスコットは非常に大きくて、そして、驚くほど重量があります。
 
マスコット本体のサイズは、およそ縦14cm×横11cm×高さ18cm(ボルトの長さは含みません)になります。
 
初期型の1911年製のマスコットと全く同じサイズです。

ベース部分が1段(ファーストモデルは2段)のため、その分だけ若干高さが低くなります。
 
1930年以降のマスコットと比較すると2倍近く大きい印象です。
 
その分、固定するボルトやナットのサイズも、今とは比較にならない程、太くて、強固なボルトになっております。

ファーストモデルは翼の裏側には刻印がされておりませんが、このマスコットはセカンドモデルになりますので、
両方の翼の裏側に刻印があります。

左の翼の裏側には「REG US PAT OFF」、そして右の翼の裏側には「TRAD MARK REG」と刻印があります。

ベースの部分には「Charles Sykes」と直筆でのフルネームサインがあります。

また、「R.R.LTD 6・2・11」の刻印があります。(写真3枚目を参照下さい)。

これは彫刻家チャールズ・サイクスのサインと、このマスコットが発表された1911年2月6日を示しております。

近代のマスコットにはこの様な刻印は見られず、1920年代のマスコットだと言われております。
 
とても素晴らしい商品です。
 
ボルト部分や六角ナットやワッシャーも当時のままの状態で残っております。(古くて、少し油が滲んでおります)。

ボルト1個、ワッシャー2枚(大・中サイズ)が付属します。
 
ボルト部分の先端には小さな穴が開いております。
 
これは、マスコットが外されて盗難に遭わない様に、ボルトと車両をワイヤーで固定する為の穴だと聞いております。
 
また、余談になりますが、書籍によると、サイクスの工房で一つ一つロストワックスによって製造されていたこのマスコット、鋳型から出された作品は、荒磨きの後サクランボの種を砕いた磨き粉で仕上げられ、濡らしたタバコの葉に包まれて保存されていたとのことです。
 
この方法であれば、数ヶ月間は輝きが曇ることはなかったと云われております。
 
 非常に古い商品ですが、英国のコレクターによって、大切に保存されていた為、状態は非常に良く、キズや割れや欠けや錆びなど一切無く、最高のコンディションです。
 
この先、お目にかかることが困難であろう、セカンドモデルのフライングレディです。
 
 私の数あるコレクションの内、大切な一つであり、無理に手放すつもりは無いのですが、この素晴らしい歴史ある商品をご紹介したいことと、ロールスロイスファンの方やベントレーファンの方で、この商品の歴史と価値をご理解頂け、大切にして頂ける方がいらしたらお譲りしたいとも思い、ご案内をしております。
 
 カーマスコットコレクターの方や、自動車博物館関係の方からのお問合せにも喜んでご対応させて頂きます。
 
どうぞよろしくお願い致します。