インドネシア・パプア州アスマットの原始美術(パネル彫刻31)

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アスマット・パネル彫刻(31)
インドネシア最東端のパプア(旧イリアンジャヤ)州。南西部に広がる北海道ほどの面積をもつ湿原地帯アスマット(Asmat)。そこは世界的に高い評価を受けているプリミティブ・アート(原始美術)の宝庫。ニューヨークにあるメトロポリンタン美術館にその特設コーナーができるまでに洗練され精緻な彫刻品。アスマット彫刻の中でも最近特に注目を集めているものがパネル彫刻。元来アスマット彫刻は、戦闘楯やカヌーの舳先、オール、サゴ椰子皿などで世界的に知られた。しかし、生活文化の激変、すなわち部族戦争の終焉に伴い、戦闘楯が不要になったこと、またプラスチックやアルミニウム製の食器の登場に伴うサゴ椰子皿のお蔵入りなどによって、今日では本物の戦闘楯やサゴボールを入手することは極めて困難。一方、アスマット人の彫刻技術を衰退させないために、地元のカトリック宣教団では、毎年「アスマット芸術祭」を開催して、原始美術製作の刺激剤としている。ここに紹介するパネル彫刻は、そうした努力の結果近年になって生まれてきたものだ。大木の板根(ばんこん)部分から作った平らな板を利用したこの平面彫刻は、アスマット人の死生観を余すところなく刻んでいる。上部で一人の男が戦闘楯とヤリを抱える。下部の胴体部分には計6名の故人が彫られている。アスマットとは「我々は木だ」、「真実の人間」を意味する。フメリピッツ神話によれば、アスマット人は木から生まれてきたとされる。そのため、亡くなると、身内の手によって木に彫り込まれる。木から生まれて木に帰るのだ。このパネル彫刻に刻まれた計7名も、現世から見るとすべて故人だが、しかし木の中で再生したと見るべきだろ。ここに紹介するパネル彫刻は、1997年に行われた「アスマット芸術祭」のオークションで入手。サイズは、高さが71cm、最大幅が30.5cm、厚みは8-10mm。重さは約860グラム。一番下の人物の足部分に割れた跡があり、補修されています。事前了解お願いします。素晴らしいプリミティブ・アートを所有しているかどうか----欧米では自動車や家屋の立派さではなく、本物かつ究極のアートにコレクターの熱い視線が注がれている。

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