川鶴 純米まめ農園雄町

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《固さ若さも愛嬌!ポテンシャルの高さがひしひしと伝わる意欲作!》私の中で「川鶴」と言えば、オオセト、そして雄町!「川鶴」の特長である旨味と酸を押し出すお酒を造るのに最適な米です。「川鶴酒造」が雄町を表現する上でタッグを組んだ最強パートナー。それが「まめ農園」まめ農園の雄町の旨さを敢えて低精白の80%で表現。旨さを引き出すべく、熟成を経て誕生したのが、「純米まめ農園雄町」です。では、これより「まめ農園」に付いて少しお話ししてみたいと思います。「まめ農園」は岡山県倉敷市の北部にあります。日本史で必ず出て来る有名な合戦、備中高松城の戦いがあった地域の南西に位置しています。備中高松城の戦いがあった1582年頃はこの地域は遠浅の海でした。備中高松城の戦いが終わった後、干拓事業によって現在のように陸地になったのです。元々海だったということで、農業に必要な淡水は高梁川の水を堰で取水し、八ケ郷用水を経由して引き込んで得ています。また、元々海や干潟、浜辺であったということは、土壌の多くは砂です。従いまして、水や肥料の持ちが悪く、収量はどうしても少なくなってしまいます。そこで、土作りや水の管理を徹底することで少量でも高品質な米を栽培しようという方針で2006年には耕作受託を開始し、専業農家となりました。2012年からは全ての田んぼで環境保全型農業(緑肥栽培)に取り組み、特別栽培米を契約者に届けられています。そのうちの1軒が「川鶴酒造」です。「まめ農園」の全ての田んぼでは稲刈りを終えた後にマメ科の植物、ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)の種を蒔きます。これは米に適した環境に整える為で、こういう農法を緑肥栽培と言います。マメ科の植物の特徴である、空気中の窒素を固定する力を利用しての土作り。それと、ヘアリーベッチの持つアレロパシー効果と呼ばれる、雑草を抑制する効果。この2つの要素を用いてで無農薬・無化学肥料、若しくは減農薬、減化学肥料で米を栽培されています。「川鶴酒造」ではこれ程までに大切に育てられた高品質な雄町の良さをダイレクトに表現したい。そういう思いで、敢えてあまり磨かず80%という低精白でお酒を仕込まれたという訳です。「酒造りは米作りから」という理念を掲げている「川鶴酒造」らしい発想ではないでしょうか。飲み方としましては、まだまだ熟成が浅く固めの味わいなので、冷酒よりは冷や(常温)か燗がおすすめです。ただ、飲んでいると、ポテンシャルの高さがひしひしと伝わって来ます。なので、開栓後もジックリお楽しみ下さい。追熟大歓迎です!「まめ農園」の雄町の旨さを是非味わってみて下さい。