鍛高譚 20°720ml

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DATA ■容量/720ml ■原材料/甲類焼酎・デーツ・しそ ■アルコール分/20% 鍛高譚(たんたかたん)をお買い上げのお客様はこの商品も人気です。 天蓬莱  十年貯蔵よもぎ焼酎<鍛高譚>   潮が沖に流れ、海がどんよりと濁ってきました。魚たちは息が満足に出来ず苦しんでいます。特に潮に乗って行く者は大変です。水底に棲んでいるタンタカは、まだ元気がありましたが、みんなの苦しみを見ているとなんとかしなくては、と頭を悩ませていました。 すると長老の海亀がやって来て言いました。「あの山の麓にどんな苦しみも癒してくれる紫の草がある。私達は、川では生きていけないがお前なら大丈夫。みんなのために言ってその葉をとって来ておくれ」そういって遥か遠くにぽこんと頭を出している山をさしました。 タンタカは、勇気を出して川をさかのぼりました。流れの強い瀬も、滝も乗り越えて、ようやく青い山のすそまでやってきました。そこは、木漏陽のの美しい豊かな台地でした。紫の草はすぐわかりました。そのよい香りをかいだだけで、長旅の疲れが飛んでいったからです。しかし、水にいるタンタカには、その葉をとることが出来ません。 途方にくれたタンタカを、森の動物がみつけて、わけを聞いてくれました。タンタカの話を聞いた動物たちは、かわいそうに思い、手わけして葉をつみ、川に落としてくれました。 タンタカの持ち帰った葉のおかげで魚たちは元気をとりもどすことができました。まもなく潮も帰ってきて、海に平和が戻りました。 そして魚たちは、紫の葉のある青い山をと呼ぶようになりました。白糖沖から望むは昔も、今も、漁からの帰港のとき、目印として大切にされています。 (北海道の民話)