『ダイスキング:ヘゲモニー』は、サイコロ6個の〈取捨選択3度振り〉で出目と色の組み合わせを揃えて、一癖ある住民たちのカードを1枚ずつ雇い、その効能を活かして未開拓地のマス目に自分の要塞を築いたり人のを奪ったりする陣取りゲームです。 【ファンタジー世界の覇権争い】 オークやエルフ、妖精といったさまざまな種族が暮らす王国の覇権(=ヘゲモニー)を握るべく、領土争いや宝石の奪い合いを繰り広げましょう! 1人ずつ代わりばんこに、赤/青/緑が割り振られた出目1〜6のサイコロを一度にまとめて振り、中央の場に並ぶ住民カードに記された獲得条件と見比べます。 サイコロは最大で2回、好きな個数を選んで振り直すことができます。 この振り直しチャンスを活かして、「緑の出目が4個以上」や「青の数値合計>赤の数値合計>緑の数値合計」、「3の出目と5の出目が2つずつ」のような獲得条件のどれか1つを満たすよう、出目を揃えましょう。 【住民たちの能力】 どれか1枚の獲得条件が揃ったら、その住民を雇います。 住民たちには、それぞれ「地形ボード上に自分の要塞を1つ/2つ置いて自分の土地とする」「ライバルの土地を奪う」「ライバルの宝石を奪う」といった固有の強力な能力があります。この住民たちの能力によって、覇権を握るために欠かせない土地と財宝を集めていきましょう。 覇権を握る鍵となる土地集めですが、ただたくさん土地を集めれば良いわけではありません。 最終的には、自分が確保しているひとつながりの土地のうち、いちばん大きなものが得点に結びつくため、どこの土地を確保するのかが非常に重要になります。お互いの状況を睨みながら、ライバルの土地の繋がりを邪魔したり、自分の繋がりを広げたり、苛烈な陣地争いが繰り広げられていくのです。 【獲得失敗のリスク】 領土争いや宝石の奪い合いを制するためには、雇う住民をしっかり見定めることが重要です。 時には、すぐに獲得できそうな住民ではなく、「獲得失敗」のリスクを負ってでもあえて振り直しを選択して、よりその時の状況にあった住民を手に入れるチャンスに賭けてみる、という戦略も有効でしょう。 また、それまでに獲得したカードに描かれたサイコロマークを2枚揃えれば、追加のサイコロとして使えます。一見難しい獲得条件もこうして得られる追加サイコロを活かして、揃えられるかもしれません。 こうしてゲームを続けていき、要塞が尽きたらゲーム終了です。 お互いの確保した土地や宝石などの数を数えて、一番得点が多い人が勝者です。 【ここがおすすめ】 サイコロの振り直しによる「獲得失敗」のリスクと強力な効能の獲得可能性を天秤にかけながら、より良い選択を模索する悩ましさが楽しいゲームです。刻一刻と変わりゆく盤面を睨みながら、ライバルと足を引っ張り合って繰り広げられる苛烈な領土争いもじっくり楽しめることでしょう。 大人が30分から1時間くらいでじっくりと頭を使いながら夢中になって遊ぶのにちょうどいい「オトナちょうどいい」ゲームとしてとてもおすすめです。 【製品情報】 対象:8歳〜99歳 人数:2〜4人用 所要:45分 ルール難度:★★☆(2.5) 作者:Nilsニルス Nilssonニルッソン イラスト:Gusガス Battsバッツ メーカー :HABA(ハバ, ドイツ) 初版発行年 :2021年 国内版制作 :すごろくや(日本) 販売元 :すごろくや(日本) 国内版発行年 :2023年3月 箱サイズ :265 × 265 × 65mm 内容物 :ゲームボード 2枚1組, 要塞タイル 30枚, 住民カード 60枚, 早見表カード 4枚, 白い宝石 18個, 黄色い宝石 6個, 要塞マーカー64個(4色、各色16個), サイコロ 6個, ドラゴンの炎 15個, 説明書(日/英) 説明書言語 :日本語, 英語 モニターの発色の具合によって、実際のものと色が異なる場合がございます。